米国、ミネソタ州で発生した白人警察官による無抵抗の黒人被疑者への暴力事件が世界的な注目を集めています。
事件の背景にある米国の人種差別問題があらためて強く非難されているのです。
今回事件では、
黒人の被疑者は既に手錠をかけられていた状態で、
白人の警察官にとっては被疑者からの反撃によるリスクは何も無かった、
にもかかわらず武力的な逮捕術の技の一つを使い、膝で被疑者の首根っこを押さえつけたのです。
息が出来ないと被疑者が繰り返し訴えたにもかかわらず長時間に渡り押さえつけ続け、結果として被疑者を死亡させたものです。
通常、このような武力的逮捕術は手錠をかけるまでのテクニックとして使われ、いったん手錠をかけてしまえば反撃リスクが消滅するので、さらなる武力の行使はすべきではありません。
今回は、
手錠をかけられた後なのに、武力行使が8分46秒も継続したこと。
黒人の被疑者が息が途絶えて身動きしなくなってからも更に約3分も押さえつけるのをやめなかったこと。
これを目撃者が、偶然にもビデオに撮っていて、SNS公開され、大騒動になったわけです。
何たる非道!